2021.04.27 号
2021.04.27 号
前回の満月の際には、事前のお断りもなしに「Happy Toco Club通信」の発行をお休みしてしまい、申し訳ないことでした。
コロナ禍によるさまざまな状況をまえに、メンバー3人とも、もはやどう綴ってよいのか、手が止まってしまいました。
何年もの間、「Club通信」を発行してきました中で、何も書けなくなってしまったのは、はじめてのことでした。
この「Happy Toco Club」通信は、通信の郵送をご希望くださったお客さまたちと、そしてこの1年は、「Happy Toco S Club」にお申し込みくださってご支援くださったみなさまとに、
お送りしてまいりました。満月の日ごとに届く「Happy Toco Club通信」は、いかがでしたでしょうか?
いよいよこのたび、本来の「サロン」の意味を兼ね備えたかたちで、「Happy Toco S Club」のご案内をさせていただきます。
情勢をみながらではございますが、5月からは、「となりのえんがわ」などでの通常のHappy Toco Liveにくわえて、「S Club」にご登録くださったお客さまにかぎってご参加いただける、
「Happy Toco House」での小さな音楽会、講演会、読書会、食事会などのご案内もいたします。
あたらしい「Happy Toco S Club」の詳細につきましては、同封する別紙をご覧ください。
なかなかみなさまにお目に&お耳にかかれない日々ですが、せめて通信をとおして、繋がっていることを大切にしたいとあらためて思っております。
どうぞ今後とも、Happy Tocoをよろしくお願いいたします。
生きものと生きる
人類が誕生するよりも遥かはるか昔から、生きものは存在した
地球が誕生したのが、今から46億年前
誕生から2億年後に水が存在できるようになり、海ができた
しかし、まだ高温で、時々微惑星という大きさ数キロメートルの星が衝突すると蒸発した
それから6億年経った頃、海は安定しはじめ、そして、生きものが生まれた
生きものと言っても、細胞が一つだけの単純な微生物
多くの細胞を持つ海中生物が生まれるまで、さらに10億年待たなければならない
その生きものは海中で変異し、種類を増やした
それから20億年以上経って、ある時、海の中の生きものは突然増え始めた
5億4千万年前の「生命大爆発」だ
多くの変異種が生まれ、種類も多様化した
しかし、まだ海の中だけでのこと
さらに1億年ほど経て、生きものはさらに大きな変化を続けて、植物が生まれ、
両生類が海から陸に上がり、陸上生活を始めた
生きものが陸上で存在するためには、地球で起こった二つの奇跡が必要だった一つは、海の中にいたバクテリアが光合成という仕組みで酸素を作り出したこと
酸素が地球に満ちて、オゾン層が作られたことで、太陽から発生された生きものにとっては有害な紫外線をシャットアウトした
もう一つは、地球内部の中央にある核と呼ばれる鉄でできた部分が対流することで、地球が大きな磁石になったことだ
そこで発生する磁場がシールドとなって、宇宙線や太陽風と呼ばれる、やはり生きものには有害な分子の流れを遮っている
しかしそれから、過酷な変動が地球を何度も襲った
地球が丸ごと凍ってしまう「スノーボールアース」、突然海の中の酸素が無くなってしまう「無酸素事変」などが繰り返され、そのたびに、生物の70%?90%ほどが絶滅した
6600万年前には、地球に隕石が衝突して、その時全盛を誇っていた恐竜が絶滅した
この後、哺乳類が誕生し、人類の祖先が生まれたのは、ほんの20万年前
地球のこれまでの歴史を、誕生を1月1日、現在を大晦日にというように、1年間に置き換えると、人類が生まれたのは12月31日23時37分……
人類は、1年間の最後の最後の23分前に現れた“新参者”だ
そして、20万年をかけて10億人ほどまで増えた人類は、この200年で約80億人に増えた
明らかな“異常繁殖”だ
改めて、地球の歴史を1年に置き換えると、12月31日23時59分58秒過ぎからの、
わずか2秒足らずの間に個体数を10倍近く増やしている
それが人類だ
(光裕)
次なる『S Club』
「Happy Toco S Club」を立ち上げてから、1年が経とうとしています。
昨春、そのご案内をさせていただくにあたって、私どもは、以下のようなことをお伝えしておりました。
「じつは今年の5月に『Happy Toco Salon Club』を開設すべく、構想を長らくあたためておりました。しかし今はまだ、『サロン』の要素となる、集うこと、対話すること、会食すること、そのどれもが躊躇われる状況が続いています。
この現状を受けとめ、『サロン』はもうしばらく諦めて、かわりに、お客さまのお言葉に甘えさせていただくことにし、同じ『S』ではありますが、今は『サポート』をお願いさせていただきたい、という思いでの『HappyToco S Club』の立ち上げです。」
この私どものご案内におこたえくださり、ご支援くださったみなさまのお力添えによって、私ども3人は、音楽家としてあり続けることができました。 ほんとうに感謝の思いでいっぱいです。
しかし新たな春を迎えてもなお、集っていただくことが難しい状況が続いているとは、思っておりませんでしただけに、このところは、かなり滅入ってしまっておりました。
そのような中、先月、私どもはClub通信を勝手にお休みしてしまいましたが、叱責するどころか、優しいお心をお寄せくださるかたがたから、
「先日も、満月を眺めながらHappy Tocoのみなさんを思っておりました」
「何かありましたか……?どうか無事でいてください。いつも応援しています」
「お月さまがまあるくなってくると、もうすぐ通信が届く!と思って楽しみにしていました。また待っています」
といったmailやお便りが届いたことは、望外の喜びとなりました。
落ち込んだ気持ちが、すこしずつ回復していきました。
昨春のご案内では、このようにもお伝えしておりました。
「Sは、今は『サポート』のSではありますが、今後のLiveでのあなたさまのお好みの『S席』のSでもあり、Happy Tocoが大切にしている四季折々 season by seasonのSでもあり、そしてHappy Toco メンバーとお客さまとのスペシャルな結びつきのSでもあります。」
その思いを、今年こそはかたちにしなくては、と思いました。
大人数のかたがたに集っていただくのは難しいとなれば、1回ごとはごくごく少人数のお客さまで、その分、私どもが頑張って、たとえば何日かに渡って何回も会をおこなう、といったことも考えていきたいと思っております。
まずはやってみよう、とメンバー3人でさまざま話し合っているところです。
これからのHappy Tocoのあたらな取り組みも、楽しみにいただけましたら幸いです。
(聡子)
どっちが先か
説明書を読んでから取り組むか、やりながら考えるか。
私は前者でした。
失敗して覚えるということに臆病だったのもあるし、説明書を読むのが単純に好きだ
ったので。
ただ携帯電話など、膨大な量のページ数があったり、人生思うようにいかない事がたくさんあったりで、子供の頃よりは、とりあえずやってみよう!が増えた気がします。
今の状況も似たようなもので、説明書はないので、色々な事に挑戦していくチャンスと思っています。
(雅裕)
事務局より
年内のHappy Toco Liveは、仙台・銀杏町「となりのえんがわ」にて、5/30、6/27、7/25、8/22、10/10、11/28の全6回を予定しております。
また、仙台・愛子「Happy Toco House」にて、こちらは今年度の「S Club」会員となってくださったかたがたを対象に、小さな音楽会、講演会、食事会などをおこなっていくことになりました。
次回以降のClub通信で詳細をご案内いたします。
ところで、まことに勝手ながら、これまでの「郵送会員」制度は終了とさせていただきます。「S Club」に改めてのご登録をお願いいたします。
現在「郵送会員」でいらっしゃるかたは、各会員へのご登録の際、1000円引きいたします。また、今後は更新月をみなさま等しく5月とさせていただきます。
どうぞご理解のほど、お願いいたします。
(みきねえ)