2021.09.24 号
2021.09.24 号
二十四節気では「秋分」を迎えましたね。
秋の七草は、萩、尾花(薄)、葛、撫子、女郎花、藤袴、桔梗とされていますが(昭和10年に東京日々新聞社が当時の著名人7名から挙げてもらい選定した「新・秋の七草」は、葉鶏頭(長谷川時雨)、秋桜(菊池寛)、彼岸花(斉藤茂吉)、犬蓼(高浜虚子)、菊(牧野富太郎)、白粉花(与謝野晶子)、秋海棠(永井荷風)だとか)、お近くでは今、どのような草花が見られますでしょうか。
さて、このところHappy Tocoの3人は、仙台・愛子のHappy Toco Houseに集っては、すこしずつ演奏映像を撮りためています。先日は、楽器をもってお外にも。
森や川、風や日差し、大きな自然の中に身を置いて、青空を舞うトンビや、水辺を飛び交うトンボたちをしばし眺めるような一休息をすることもでき、愛子は私どもにとって、いい環境です。
中秋の名月に重なった満月の日の前々日には、見事な夕焼けと、ほぼ満月の美しい夜空を、橋の西と東で、同時刻に観ることができました。
北半球は冬へと向かうこれから、南半球は夏へ向かうのだなと、ふと思ったことでした。
10月のHappy Toco Liveは 「『夜』と『夢』」 と題し、さまざまなジャンルから、「夜」と「夢」にちなんだナンバーを集めて、Happy Tocoアレンジで演奏いたします♪
またHappy Toco Houseでの小さな3つの会は、南米がテーマです。
よろしければどうぞお出かけください!
心からお待ちしております。
クロスオーバー・アメリカ
一昨々年、「ジャズの源流を探る旅」と題して、ジャズの"種子"とも言えるオリジンが南アメリカやカリブ海諸島の国々に数多くあったことを紹介する講座を行った。
「ジャズ」という呼称は、1910年代にアメリカ合衆国(USA)でレコードが売り出された時につけられたものなので、それをもって「ジャズの発祥はUSA」とするのは間違いではないのだが、その音楽の"根"となったルーツは、19世紀以前の数世紀のあいだに中南米諸国ではぐくまれた音楽である。
そこで生まれたジャズの種子や根は、ヨーロッパ人と、ヨーロッパ人によってアフリカから奴隷として連れてこられた人たちと、その子孫たちでもって、育てられた。
つまりジャズは、アメリカへの移民たちによって、人種や文化の“混血”がおこったことで、生まれた音楽である。
「中南米」と一口に言っても、各国への移民人種の割合や立場が異なり、また、政治や経済の状況も様々で、そこで生み出される音楽や文化も多種多様だ。
来月(10月)、Happy Toco Houseでは、南米の各国をテーマにして、読書会、音楽会、ワイン会を行う。
参加者の皆さんが持ち寄る話題の切り口も楽しみだ。
(光裕)
Happy Toco Live「『夜』と『夢』」へのお誘い
先日、映画『ミッドナイト・イン・パリ』 (Midnight in Paris) を観ました。監督と脚本は、ウディ・アレンです。
コメディアンとして、またジャズ・ミュージシャンとしての面も合わせもつ彼の作品は、いつも悲しさと背中合わせの面白さに溢れ、また洒脱な音楽に包まれていますが、この作品では、そこに文学と美術の世界も加わり、夜中の12時を告げる鐘が鳴ると、小説家志望の主人公が憧れる1920年代へとタイムトラベルし、コール・ポーター、F・スコット・フィッツジェラルド夫妻、ジャン・コクトー、アーネスト・ヘミングウェイ、ガートルード・スタインらと出逢い、そこで巡り会ったパブロ・ピカソのパートナーとはさらに1890年代へタイムスリップ。アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、ポール・ゴーギャン、エドガー・ドガ等々が、生身の存在として次々と登場する、夢のような映画でした。
ほんとうに彼らの談義を近くで聴くことができたなら、どんなに刺激的なことでしょう!
作品中に、ジャック・オッフェンバックの遺作のオペラ『ホフマン物語』の劇中歌「美しい夜、おお、恋の夜よ」(Belle nuit, ô nuit d'amour)が流れます。
10月10日の 「『夜』と『夢』」 でも、演奏したいと思っております。
また、1999年に制作された同じくウディ・アレン監督による映画『ギター弾きの恋』は、1930年代、ジャンゴ・ラインハルトを世界一のギタリストとして崇拝するジプシージャズのギタリストが主人公でしたが、この映画の中で印象的に流れた、「I'll See You In My Dreams」も演奏する予定でおります。
ほかにも、「あなたと夜と音楽と」,「ラウンドミッドナイト」,「カリオカの夜」,「クレオパトラの夢」,「ドリーム」等々、「夜」と「夢」の魅力がたっぷりつまったプログラムをお届けします♪
どうぞお楽しみに!
(聡子)
催しのご案内
2021年10月10日(日)仙台 となりのえんがわライヴ
開場14:40 開演15:00
出演:Happy Toco 榊原光裕・佐藤聡子・岸川雅裕 + Guest 青木大志
会場:となりのえんがわ 仙台市宮城野区銀杏町4-29 TEL:022-256-7223
ミュージックチャージ(要ご予約) ゴールド会員 3100円
ライト会員・ブロンズ会員 3500円
一般3600円
お申し込み・お問い合わせ Happy Toco 事務局 mail:happytoco@happytoco.jp
Happy Toco House の各会 ご案内
2021年10月13日(水) ブックトークの会 開場18:40 開始19:00
今月は「ブラジル」「ベネズエラ」をテーマとします。お薦めの本をご自由にお持ちください!
一般・ライト会員1500円 ブロンズ会員1000円 ゴールド会員500円
2021年10月23日(土) 音楽会 開場15:00 開始15:20
「アルゼンチン」をテーマに演奏します♫
一般・ライト会員2500円 ブロンズ会員2000円 ゴールド会員1500円
2021年10月31日(日) ワイン会 開場16:00 開始16:20
テーマは「南米」です。
一般・ライト会員2500円 ブロンズ会員2000円 ゴールド会員1500円
主宰:Honey Toco from Happy Toco 榊原光裕・佐藤聡子
会場:Happy Toco House 仙台市青葉区愛子中央2-16-3
お申し込み・お問い合わせ Happy Toco 事務局 mail:happytoco@happytoco.jp
会場のHappy Toco Houseは、JR仙山線 愛子駅から、徒歩15分ほどです。
はじめてのかたには、お申込みくださった際に、地図をお送りします。
事務局より
今日は、朝早くから「永崎海岸」という場所に行って、誰も居ない浜辺で犬と戯れて来ました。
この「永崎海岸」は、元々は海水浴場だったとのことですが、10年前の津波で、だいぶ形が変わったようです。
津波の時に上がって来たであろう大木が、まだ階段の上にある状態です。
とてもきれいな浜ですが、まだまだ傷跡は残ったままです。
(みきねぇ)
各催しへのご参加方法について
♪ご予約は催しの2日前までに、e-mailまたは郵便でのみ承り ます。その際、ご参加ご希望のかたのお名前とご連絡先(ご住所とお電話番号)をあわせてお知らせ下さい。
♪ご連絡をいただいてから2日以内に、事務局からご予約承りのご連絡を差し上げます。もし届かない際には、さきのご連絡の不着の可能性がありますので、09066203105までお電話をお願いします。