2023.10.30 号
2023.10.30 号
寒いと思うと、また暑くなり、今年はなかなか秋が深まりませんね。その後いかがお過ごしでいらっしゃいましたか?
以前のように、ふたたび満月の日に発行しますと宣言してから、また月を毎日眺めるようになりました。
月が膨らんで見えてくると、あぁ通信を発行しなければ!と焦ります。
さて、10月15日に開催いたしました「Happy Toco 15周年記念 Live 第2弾」にお出かけくださった皆さま、ありがとうございました!
サプライズで、乾杯用にお出しした、一ノ蔵の日本酒 二種「特別純米酒 樽酒」「特別純米原酒 3.11未来へつなぐバトン」も喜んでいただいて、うれしく存じました。
もう、皆さま、乾杯前に、各自お飲みになられていたので改めての「乾杯のご発声」はもうけませんでしたが、お心は、十二分に祝福してくださっていたことを会場の熱気のなかに、感じておりました♬
むしろ、私どもから皆さまに感謝!の乾杯でした。
ところで、10月15日のLiveが、年内最後のキッシこと岸川くん出演のステージでした。
11月26日は、どうしても都合がつかない、とのことで、青木大志さんをお迎えして、光裕+聡子とトリオで、演奏いたします。
そういえば、10周年のときも、キッシが都合がつかず、かわりに、稲垣潤一さんがドラムスを担当してくださったステージがいくつかありました。思い出せば思い出すほど、この15年、いろいろなときを乗り越えてまいりました!
どうぞこれからも、末永くHappy Tocoをご贔屓によろしくお願いいたします♬
11月26日も、心よりお待ちしております!!!
問題です 「世界で一番難しい言語は何でしょう?」
インターネットによって世界中の様々な情報が行き交うようになった今、 世界に7000以上ある言語の中で「一番難しい言語」として最も声が高いのは、日本語です
理由はいくつか挙げられる。まず第一に、文字数が多いこと
アルファベットは26 文字 大文字と小文字を分けたとしても 52文字その他の言語のうち、多いと言われる南インドのタミル語でも約250文字
ところが 日本語には、まず漢字がある。日常的に使う漢字は、常用漢字として 約2100文字
1文字1文字が 象形文字のような文字を2000 文字をも覚えるということは並大抵のことではありません
多くの外国人にとって、この時点で 日本語に挑戦しようという気も失せるでしょう
だから朝鮮では、漢字を廃止して、“誰でも読み書きできる”文字、ハングルを作りだした
ところが、あろうことか!日本では、大陸から伝来した漢字にを利用して、自分たちが話してきた言葉を表す文字をわざわざ付け加えた
それも2種類も!
こうして作られた仮名(かな、カナ)と漢字に数字も合わせると、約2300文字
しかし問題は 文字数だけではありません
例えば 「重」という漢字があって これを何と読むでしょうか?
重量 尊重 重い 重なる 紙一重 (人名で)重さん…
その他の読み方を含めると11種の読み方がある
もし、皆さんの前に日本語を学んでいる外国人がいたとして、このことをどのように説明できるだろうか?
到底無理だろう
この複雑さには、なんの合理性もない
しかし、そんな世界一難しい言葉 日本語を、私たちは日々、なんの苦もなく使いこなしている
使われている文字には、世界の他の言語文字と比べて稀有な特徴がある
漢字はその姿を見ただけで、一瞬で意味を感じとることができる表意文字だ
多くの情報が圧縮された画像でもある
また、私たちが日本語を使って豊かなコミュニケーションを実現させている要因の一つに、オノマトペという言葉がある
2文字か3文字の繰り返しによって、わたしたちのまわりの状態や動き、感情や出来事までを象徴的に表す言葉で、擬音語とか擬態語と呼ばれる
たとえば、「ハラハラ」と「バラバラ」と「パラパラ」……
似た発音なのに、全く違うことを表している
日本語ほど多くのオノマトペを使うものは他に類を見ない
日本語が複雑な出来事や細やかな感情を表現できることは「世界一難しい言語」であることとつながっているのかもしれない
日本語をこれから先の時代にもしっかり受け継いでいかなければならないと思う
文章が長くなってしまったため、触れることができなかったが、タイトルとした「象は鼻が長い」は、20世紀中盤に日本語の構造について多くの著作を遺した三上章氏の本のタイトルの一つだ
この短い文章「象は鼻が長い」において、主語はなんでしょう? ちょっと考えてみてほしい
そこにも、日本語の不思議が潜んでいる
さて、今回のHT live、テーマは「ジャパン!」 “和製ヒット曲”の妙をお届けしたい
(光裕) .
このところ、Happy Tocoは、Music of England、Music of France、Music of Nothern Europeといったように、地域ごとに曲を集めてプログラムを組み、Liveを重ねています。
いよいよ11月26日は、我々の国、Nippon!
さて、どんな曲を演奏しましょうか。
これまでHappy TocoがCD作品に収録してきた曲から挙げてみれば、まず『薫りたつNippon』におさめた「幸せはどこに」「紅葉」「ペチカ」「赤とんぼ」があります。
『Life is Beautiful』にいれた「さくらさくら」「花は咲く」もあります。
『雪の精たち』には「雪の降るまち」も。
榊原光裕も、宇宙人のようではありますが、いちおう日本人ですので、『El Mar Blanco』の「白い海プロローグ」「Hands」「Milk&Honey」「白い海エピローグ」も日本の音楽には違いありません。
これらを順に弾いただけでも、1公演できてしまいそうですが、今回は、どんなプログラムになるでしょう!
ただいま、練習を重ねているところですが、かつて、いまはなき「Jazz Me Blues noLa」にて、真冬にLiveをおこなった際、大変好評を博し、お客さまから、「アンコールに、もう1回演奏してほしい!」とのリクエストで、初の、同公演内で、同じ楽曲を2度演奏した楽曲(ちなみに演歌です)も、榊原光裕のオリジナルアレンジで、おおくりする予定です。
どうぞお楽しみに、
ぜひお出かけいただけましたら幸いです♬
年内最後のHappy Toco Liveですので……
(聡子)